今更言うまでもないですが,長期化は間違いありません。今のまま大人しく何事も起こらなくても,放射線はじわじわと出続けます。
トータルでどのくらい浴びるか,それを大雑把に計算して,いつまでその土地に居座るかを決めておくのが良いと思われます。
これはその人の余命や,生活環境や,それ以上に考え方によって変わってきます。突然大量の放射性物質が原子炉から飛び出すなどの緊急性のある避難が必要な場合をのぞいて,どうするかの判断は個人に任されることになる気がします。
単純な全身線量限度の数値だけで判断してもいいのか?という疑問を持ちつますが,まぁ今は全身で浴びる線量だけで考えてみます。積算被爆線量が
100mSvを超えると健康に影響が出るという直接的な証拠が出ているといいます。ということは直接の関連性が数字では見出されないが「おそらく放射線が原因で何らかの病気になった..」という数字はもっと低い値なわけです。
自然放射線レベルが年間で平均2.4mSv(日本はもっと少ないもようだが)ですから,黙っていても年齢×2.4mは既に身体に取り込んでいます。私はもう100mSv以上を取り込んでいることになります。この調子で死ぬまでに
あと30mSvくらい浴びるとすれば,私の場合はその半分の15mSvくらいが今回の原発事故が原因で浴びてもいい放射線の限界かな...と考えてみます。
さて,私の実家のある郡山では今,空間放射線量は2μSv/hですが水や食べ物などからも被爆するのでその3倍と見ておきます。
6μSv/h。これが積算で15mSvとなるのは,15000÷6=2500時間=たった104日です。
原子炉で何事もあらたに起こらなければ,空間の放射線量は今後減衰しますから,今の2μSv/hよりは多少は減るでしょうが,減衰はもうかなりだらだらとしか下がらないので,オーダ的には上記と大きく変わらないでしょう。
つまり福島で15mSv浴びるのが限界と判断する場合は,
100日とどまるのが限界ということになります。意外に短いものです。
(
ちなみに100mSvとしても694日=2年弱です)。
若い人はそれまで生きてきて浴びた自然放射線量は少ないのですが,今後福島に居て浴びる量は多く,また年寄りよりもたくさん身体に取り込まれますから,絶対量が年寄りより少なくても危険性は高いのでしょう。
さて,どう判断すべきか。すこし悩みます。ちょっと落ち着いて悩む時間はまだあります。慎重に考えます。
武田邦彦さんの書いたブログの記事がひとつ参考になります。
http://takedanet.com/2011/04/post_2cdd.htmlhttp://takedanet.com/2011/04/481_ecc3.html私の直観ですが,武田さんの言うことの本質はほぼ正しいと思います。まぁ他の人の意見も聞いてみたいと思いますが。
100mSvを超えても「病気の発生率がその位なら俺は大丈夫」と判断するならそれでもかまわないと思います。だからこそ数値は正確に公表してもらいたいと思います。
...100mSvで発生するガンの危険率は生活習慣で発生する率よりもきっと少ないのでしょう(武田さんのブログでは0.5%と言っています)。ガンが出来たら即死ぬわけではないし,また私の歳なら放射線のせいで発ガンしても寿命の方が先の可能性が高いでしょう。そのあたりをどう思うかというのは人によって違います。
ただそんな環境下で生きていかねばならないのは非常に気分が悪いことだけは間違いありません。